第33回近鉄将棋まつり 2日目 (2006.8.14) (神酒梁) (写真:しいのみ)

まず自己紹介から始まります。
水津三段「ぶっちゃけ練習もしてないですが、福間くんが合わせてくれると想うので 気楽に指します」と。
ペアの福間初段は「僕が合わせてもらう立場だと想うんですけど、まぁ、やります」と。
対するアマペア。金髪の福間くんが、 「元気ですか〜!」と猪木風にのたまいましたが、 笑いが取れず残念そうでした。おぢさんばっかりなのであまりわからないと想います。
次は大人しめの東大生、木口が無難な挨拶をして開始。

長沼七段が解説です。 今日もまったりした雰囲気を漂わせておられます。
長沼七段の時折いわれる「これはベテランになるとミエルテなんですよ」や 「水津三段指されましたね。見えるのは強いですよ。僕も強いんですけど」 と、謙虚な解説な中に垣間見える大いなる自信がなんか面白かったです。
見た目の穏やかさはフェイクで棋士的としてはかなりの野心家とみました。

将棋は福間初段が謎の51龍引きで会場を騒然とさせたり、相手の 飛車を封じ込めるためにだけさされた29銀ウチもなんだかさえず、アマペアが勝利。

 

AM10:30〜 奨励会vsアマ、ペア将棋対決 対局後、水津三段が福間初段に「なんで龍ひいたん?」とツッコンデました。
本人はひどすぎ、わけわからんようになってたと弁解しておられました。

PM1:00〜 神吉六段vs瀬川四段 三番勝負

神吉六段が白スーツで参上。このごろ原色とかないのでさみしいカンジもしますが, ああいうのは洗濯が大変なので、ホテルの解説会とかもっと特別な場所用にとって あるのでしょう。瀬川さんは普通の黒のスーツ。普通にサラリーマンみたいです。
解説は伊藤六段、桐山九段。
で、対局前のリップサービスですが、神吉六段は「1局目は三間飛車、2局目は鬼殺し、 3局目は四間穴熊でいくで〜。あとわし、マイク持ってもいい? いつもしゃべりながら 指してるから」と会場を笑わすタメに、自らハンデを背負い対局開始。
1局目は正座のままで指し、瀬川四段勝利。
次、先手後手を入れ替えて指すのですが、神吉先生が先手の方に移動するのが つらそうでした。不慣れな正座にしびれてるのでしょう。
さすがに、「足崩してもいい?」とたずねて2局目からは崩してました。 この鬼殺し、左の桂馬をどんどん飛んで、角交換をする無謀といえる手ですが、なんと 瀬川四段に勝利しました。 局後神吉六段の「鬼殺しにまけよったで〜」は少々いぢわるくおっしゃられてました。
3局目も神吉六段ペースで進むものの、いつの間にか逆転。
解説の両センセイの言葉攻撃も手伝って(?)瀬川四段の勝利。 トークも考えながら将棋指すって大変ですよ。30秒でも。 なのにこれだけの将棋の内容はすごいとしかいいようがありません。 お疲れ様でした。
もちろん解説のセンセイ方も。

PM3:00〜 トークコーナー

山崎七段が12:30〜の指導対局を終えていないので、先に3人でトークです。

名人戦が毎日から朝日に代わる件についてすこし触れる。 東京の控室ではぴりぴりしてるらしいです。

世代交代のはなし。 谷川九段亡き後の後継者は山崎七段だよねという話。 まだまだ引退はしませんよと谷川九段。 まぁ、何十年後かに引退されますよね、と微妙な発言をする山崎七段。 ちょっとおかんむりな谷川九段。 有望な若手の話。
ナベリュー、ハッシー等。ナベ竜だけ飛びぬけてる事を、悔しそうに話す山崎七段。
山崎七段は子供の頃、バスで片道40分かけて道場に通っていた話。 学校が終わってから週4ぐらいで通ってたらしいです。 将棋に対する情熱が伺えます。
藤原六段が今年竜王、名人を負かすなど40代が強くなってる話。 逆に弱ってるのが某南九段、某中村九段、某塚田九段だと発言する神吉先生。


糸谷くんの話。 奈良の大仏を細くしたような顔と発言するのは山崎七段。 モアイ像を崩した顔と言うのは神吉センセ。
都成龍馬君の話。 龍馬君より1年送れて奨励会に入ったコが、最近四段になったのに、 ウチの弟子は…と漏らす谷川九段。まぁ、比べられるのは仕方ないですよね。 父が棋士でもプロになれるかどうかっていうのは分からないですし。 で、この龍馬君。最近大阪に引っ越してきたらしく、年に1度谷川九段と指してるそうです。
結婚のハナシ。 無理やり神吉六段がネタフリをし、山崎七段に詰問すると「したいですね」と返答がありました。 神吉センセが「でも相手おらんもんな?」の問いかけに即答で「はい」と答える山崎七段。
神吉センセの住所は久保八段と一緒だという話。 「いや、そういう関係やないで」といちおう弁解する神吉六段。 久保八段が関西で荷物を受け取るときは神吉センセの住所を 貸してもらってるそうです。 お歳暮なんかは豪華なものが送られてくるそうです。 なのでめっちゃうらやましい、と語っておられました。
瀬川四段の勝率のハナシ。 あと13局中5局ぐらい勝つとC2にいけるそうです。 東のひとですが、一応エールを送ります。頑張れ〜。
3:50分頃にトーク終了。
神吉六段もかなり時間を意識してお話されていた感があり、個人的には笑いがすくなめの トークだった気がしました。 いつぞやの先崎八段みたいにとめられるまでしゃべってほしかったなー。大人すぎだ。

 

PM 4:30 記念対局 谷川九段 VS 山崎七段

まず、谷川九段から挨拶です。
「七段になって初めての土を私がつけたいですね」と。
対する山崎七段。
「谷川センセイにはもうしわけないんですけど、すでに土は
竜王につけられましたので」と。
・・・そうなんだ。

先手を持った山崎七段が居飛車。谷川九段は中飛車です。
じょじょに差が開いていき、谷川九段優勢の局面から山崎七段が 謎の55角ウチ。 谷川九段がタダで取れるところに角・・・。 一度王手してからなげたかったのかなーとかおもってたら、すごい 勢いで盛り返しをみせるものの、撃沈。
谷川九段が「私の後継者じゃなく、神吉さんの後継者になったら・・・」 とかいわれてました。痛いところを突く谷川九段。

おわりです。また来年も行ってきまーす。