第34回さっぽろ東急将棋まつり 2日目 (2007.1.5) (しいのみ)

 

前日に引き続き会場へ入る。

客席は昨日も見た顔が多数、出演棋士も昨日と同じなので、ちょっと休憩時間から戻ってきたような不思議な感じがする。

昨日は写真を一枚も撮らなかったので今日こそは、と2列目に陣取った。

それにしても女性客が少ない・・・。いつか私が客席で目立たなくなるほど、女性客が多くなる日が来ますように。

 

席上対局一局目 山崎七段−高ア四段 解説:青野九段 聞き手:中村真梨花女流初段

青野九段「昨日は高ア四段2勝、山崎七段1勝で2人とも負けなし。共に名人に勝っています。

       今日は決勝戦のようなものですね。今回のギャラを全部賭けてもいいくらい」

写真↓駒を並べる山崎七段

振り駒の結果、山崎七段の先手番。

棋譜はコチラ↓

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大方の予想通り、山崎七段の居飛車に高ア四段の四間飛車に。

青「居飛車党は、棒銀しかやらないとか矢倉しかやらないというと芸域が狭いと言われがちですが

  振り飛車党が四間飛車しかやらないと言ってもそうは言われない。不思議なところですね」

両者とも序盤で時間を使っています。

青「先手は戦いをおこさせないように、後手は戦いをおこすように、という読みあいですね」

25手目。青「先手は位を2つとった上、相手の理想形(石田流)には組ませませんよ、と言っていますね」

33手目で先手囲い完成。すでに先手が良さそう。

69手目の7四歩を「すごい手ですね」と青野九段称賛。

81手目の5七銀に「手堅いですね、絶対負けたくない、と」

87手目。山崎七段、首をかしげながら5五角。青「面白い手ですね」

93手目あたりで、青「完全な1手違いになりましたね。さっきまで2手差だったんですけど。5五角がどうだったか、というところですね」

111手までで高ア四段投了。

終局後。

山「序盤だいぶゆるめてもらったんですけど、中盤から本性をむきだしにしてきて・・・冷や汗をかかされました。

  ただ飛車が最後まで残ったのはプロの将棋としてどうかと。負けてもいいから飛車で取るべきだった」とのことでした。

 

席上対局二局目 矢内女流名人-瀬川四段

93手までで瀬川四段の勝ち。次の一手、詰め将棋のあと、

席上対局三局目 森内名人-青野九段 解説:山崎七段 聞き手:神田紅

対局者が駒を並べている間、名前の読み方の話。

山「やまざきでもやまさきでも・・・慣れちゃったし、どっちでもいいです。ヤマサキよりヤマザキパンとかあって、そっちの方が有名だし」

振り駒の結果、青野九段の先手に。

山「青野九段は純粋な居飛車党ですね。僕も居飛車党ですが、たまに振り飛車も・・・でも青野先生は頑固一徹ですね」

初手7六歩から3四歩 2六歩 9四歩 2五歩 9五歩。

森内名人の9五歩を見て

山「マニアックな出だしですね。飛車先を受けずに指そうという挑発的な手です。アマチュアの方は真似されない方が・・・。

  普通ならこちらが優勢。長引いたときにこの端歩を伸ばしたのが生きるかどうか・・・難しいですね」

神「あの・・・そう結論付けちゃってよろしいんですか?」

山「ええ、ここでは青野九段優勢です!」(場内爆笑)

この後、一手損角換わりが予想される後手3二金に、「よくわからない将棋を解説するのは・・・」。

解説の合間に神田紅さんの衣装の話、方言の話、腰痛の話が入りました。

少し手が進み両者長考の後、先手から角交換。

解説の「玉飛接近すべからず」を聞いてか聞かずか、森内名人が玉飛を接近させる。

青野九段は腰掛け銀に。このあたりは先手有利。「後手は薄いけど隙がない。バランス重視対一撃必殺!みたいな」

後手の飛車はあっちに行ったりこっちに行ったりしています。

中盤の勝負どころ、解説では「後手は歩切れ」でしたが、終局後、森内名人が「ここで山崎さん歩切れって解説してましたけど、実際は歩が2枚あったんですよ」と指摘されました。

対局者と大盤解説の場所が少し離れていて、読み上げの声だけで駒を動かされていたので、解説者はやりにくかったかもしれません。

他の席上対局でも、解説者が指し手をさかのぼって確認する場面がありました。

「先手陣は堅いので、あとはめちゃくちゃに攻めるだけ」という解説の声を聞いて、青野九段、攻めましたが上手くいかず。

4枚穴熊も意外と薄く、106手までで青野九段投了となりました。

感想戦では、「こんな薄い穴熊は初めて見ました」という解説者の大胆発言が。

場内のどよめきに「いや、4枚あるのに、という意味ですよ。言葉が足りなくてよく誤解されるんですけど」と弁解されていましたが

これはあまり弁解になっていなかったような・・・(笑)

対局者の終局後のコメントで、お二人とも解説者の言葉を聞きながら指されていた様子が窺えて面白かったです。

 

感想戦の後は閉会式。これで2日間のプログラムすべて終了となりました。

今まで渋谷、横浜、大阪、長野の将棋まつりに足を運びましたが、札幌は一番ステージと客席の距離が近くて・・・熱気もかなりのもので・・・楽しかったです。

講談で毎年鍛えられているからか?客席の反応も良かったですね。

お正月も3が日を外すとヒコーキ代がぐっとお安くなりますので、また